まともな記事は月に数本しかありませんが書く時は大真面目。Attractの塚原です。
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たまにはお役立ちブログをと思い立って
今回のブログ、
「AGA治療薬はアンチドーピングに引っかかりますか？そして競技に影響ありますか？」
を書き上げました。
まずはじめに、
個人としてはAGA治療薬の使用を
推奨する訳ではありません。
使用に関しては医師の診断 処方の元、
用法容量を守ってご使用ください。
まず、結論から言えば
AGA治療薬はドーピング検査対象外なので
使用して問題ありません。
まず、AGA（男性型脱毛症）とは
男性ホルモン（テストステロン）と
薄毛の原因酵素（5aリダクターゼ）が
くっついてジヒドロテストロン（DHT）
となって脱毛指令を出しちゃうことで
本来伸びる髪が抜けてしまい、
徐々に薄くなっていく症状。
なので5aリダクターゼをテストステロンと
くっつけないように阻害する薬が
・フィナステリド（5aリダクターゼⅡ型抑制）
・デュタステリド（5aリダクターゼⅠ Ⅱ型両方抑制）
の2パターンが一般的。
（手書きですみません笑）
デュタステリドの方が
薬効範囲が広いのですが
その分、副作用も出やすいことが
わかっています。
（ブログ末に参考資料もリンク貼っておきますので気になる方はそちらもどうぞ※1）
髪の毛は毛細血管を伝って髪を生やします。
そのため、血行促進のために
ミノキシジル併用が一般的な
薬剤治療の様です。
ミノキシジルは主に血管拡張作用ですが
元々は血圧降下剤なので薬の飲み合わせや
体質 既往歴によっても、向き不向きがあります。
（血圧が元々低めの方はふらつきなどあるかもしれません）
また、ミノキシジルは
外用薬（塗るタイプ）もあります。
内服薬と比べて副作用によるふらつき等は
ないですが肌荒れなどはある模様。
AGAのタイプによっては
ミノキシジル外用薬だけでは
効果が出ない方もいるので
個人に合わせての判断が必要です。
JADAのアンチドーピング薬剤検索は…
フィナステリド、デュタステリド
ミノキシジルの三薬を検索した結果はこちら。
上記以外の薬剤も出ますので
お薬の服用前にチェックをしましょう。
https://www.globaldro.com/JP/search
使用に関しては大会前でも問題ないようですが
浮腫などが副作用の中にあることから
個人的には大会前は控えてもいいのかな…
なんて所感もあります。
ここで副作用の話が出たので
そちらも触れておきます。
AGA治療薬の服作用とは
上記三薬に関してはそれぞれ、
フィナステリド
勃起不全、射精障害、精液減少、性欲減退、乳房障害（女性化乳房）
デュタステリド
勃起不全、射精障害、精液減少、性欲減退、乳房障害（女性化乳房）
ミノキシジル
初期脱毛、動悸息切れ、多毛症（腕毛、すね毛など）、むくみ、目のかすみ
外用薬タイプでは肌荒れ、赤み等
と男性的にはもちろん、競技をやる方には
当然見過ごせないのが
女性化乳房、動悸息切れ、むくみ
かと思いますが、
どんな生体反応が出るかは人によります。
発症率も1%未満としたり17%前後としたり
論文やデータによってまちまち。
ただし、僕が診てるお客様や
その周りでも女性化乳房は聞きません。
それでもリスクがゼロではないということを
頭に入れておいていいでしょう。
また、テストステロン値に関しての
大きな阻害や大きな変化は
認められない様です。※1 2
（あくまでも学術的観点なので筋肥大における変化はデータがないため不明とします。）
僕個人の抜け毛話
フィジーク大会に向けた減量では
毎年細くなったかな？という感覚があって
2022年は例年よりも
髪が細くなった実感があります…
それでも今のところ、副作用や
筋トレにおける悪影響の有無が不明な点が
飲み込めないなと思って
治療薬には手を出してないんですが。
ただ、髪が細くなった理由は明らかで
交感神経優位すぎる日常を
送っていての血行不良。
あとは年齢もありますね（33歳はAGAのお年頃）
交感神経が優位になることで
身体はフルスロットルで動くんですが
血管は収縮気味で髪の毛、頭皮には
負荷が強かったかなぁ…なんて反省。
しかもカフェインを常時摂っていたので
血管がより収縮気味で頭皮には
圧倒的に良くない生活習慣。
ここから言えることは生活習慣も
かなり大事で競技をされてる方なら
より一層、リラックスする時間、つまり
副交感神経を優位にさせることも大切。
いかに薬で髪を生やしても
生活習慣でマイナスを作っては
生えるものも生えなくなります。
これを読むという方は
主にトレーニングをされてる方が
多いと思うのでわかると思いますが
身体を変えるには（髪を生やすには）
週に一度の大量の定数よりも
毎日一定の定数を与えること、
続けることが大事ですよね。
まとめ
JADA、WADAのアンチドーピングには
フィナステリド、デュタステリド、
ミノキシジルは引っかかりません。
副作用は競技に対してマイナス面がある。
（女性化乳房、浮腫、めまい等）
医師の診断の元、副作用など鑑みての
使用を強くオススメします。
こちらもオススメ💁♂️
参考文献
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
※1
https://www.pmda.go.jp/drugs/2015/P20151001001/340278000_22700AMX01012_G100_1.pdf
※2
https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/133/2/133_2_78/_pdf
プロペシア（フィナステリド説明書）
https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00051088.pdf
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