髪質改善系の美容師。
Attractの塚原です。
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髪質改善という言葉の認知も
かなり上がってきましたが、
まだまだお客様の?は多いはずなので解説ブログ。
髪質改善って何?
以前、上のブログでも書きましたが、
髪質改善とはメニューの総称。
主に髪をキレイに見せるための施術や行為、
縮毛矯正あるいはトリートメント。
ホームケアもその一つですね。
なのでサロンや美容師によって
同じ髪質改善という言葉でも
提案、施術内容はまちまちです。
僕としてはいわゆる
これまでの縮毛矯正と違う縮毛矯正を
髪質改善ストレート、
これまでのトリートメントと違うトリートメントを
髪質改善トリートメントとしています。
髪質改善で生えてくる髪の毛は改善するのか
『改善』というからには
生えてくる髪の毛が変わる、とお思いの
お客様も少なくないかもしれませんが
基本的には生えてきた髪の毛にアプローチするので
新しく伸びてきた髪はクセにお困りであれば
クセ毛のままです。
しかしながら、縮毛矯正をかけたことがある
あなたなら思い当たる節があるであろう、
縮毛矯正をかけたときはよくても、
1ヶ月くらいするとパサついたりダメージを感じる現象。
これは髪質改善ストレートだと少ないかもしれません。
0ではないですが軽減できます。それ。
(後述するのでこのまま読み進めるか目次からどうぞ)
ボロボロの髪がキレイになった画像を見たけどそれも髪質改善?
ボロボロの髪がどんな髪かは
診てみないことにはわからないし
ボロボロの定義が違いますが
いわゆるこういう髪の状態ではないでしょうか?
ダメージした髪には必ず原因があって、
- ブリーチやパーマ剤などによる化学的なダメージ
- アイロン、ドライヤーなどによる熱のダメージ
- カバンなどで擦れる、濡れた髪を強く引っ張ることなどによる物理的ダメージ
がご相談の中で多い原因。
髪質改善だけで対応できる場合もあれば
カットも含めた提案をする場合もあります。
どれもダメージの程度にも
よりますがある程度の見た目の改善は可能。
しかし、焼けてチリチリになった髪だけは
僕の知識、経験では直せません。
髪質改善は素髪の状態ですか?
キレイ=すっぴんというイメージがありますかね。
ここでいう素髪とは?な感じもしますが。。
(すっぴん髪を提唱してる方は多数いますね。理屈が謎w)
もちろん髪に何もつけなくていい状態は
とても素晴らしいこと。
しかしながら髪を染めたり、アイロンをしたり、
ひいては髪を濡らしてシャンプーすることですら
髪のダメージの原因。
「私、何もしてないのに髪の毛傷んでるんです」
そうなんです。何もしてないつもりでも
髪はダメージしてます。
髪の毛は髪として機能しているときには
当然、血が通ってるわけではなく、
時間が経って再生する肌と違います。
生えてきた時点でじわじわHPが
減ってると考えてください。
身体が本来持つ新陳代謝や
治癒機能がない状態の髪の毛では
髪の表面を守ってくれるコーティング、
オイルやシリコンなどは少なからず必要。
また、健康な髪には保護膜があります。
それは18-MEAというバリアの様なもので、
ヘアカラー、パーマで激減します。
放っておいても元には戻りません。
もしあなたが1度でもカラーなどを
したことがあってなおかつ、
髪に何もつけてない状態ならば
スッピン髪というよりも
スッポンポン髪で街を歩いてる状態。
せめて肌着くらいは着せてあげましょう。
生えてくる髪の毛のための髪質改善
サロンで行う髪質改善については後述するとして、
新しく生えてくる髪の毛への
髪質改善アプローチも
ここでは触れておきます。
髪の毛は頭皮内にある、
毛細血管という細かーい血管を伝って、
栄養などを毛母細胞に送ることで生えます。
ゆえに幽霊血管(血流がない毛細血管)では
髪の毛自体も生えてこなくなります。なので…
幽霊血管に関してはググってね
ツヤのある髪を生やしたいなら血行促進を狙え
血行促進にはシナモンが効果的なことが
臨床試験でわかっています。
(以下参考文献)
また、運動に関してはイキむような筋トレよりかは
ウォーキングなどの少し汗ばむような、
いわゆる有酸素運動の方が血行促進に効果があります。
入浴に関しても効果的。
あとは物理的にご自宅で行う、
ヘッドマッサージなどがおすすめ。
これに関してはめちゃくちゃ簡単なのを
Attract店長鳥山があげてるので参考にどうぞ。
食事は美容に限らず、全てのカギ
血行促進でシナモンに触れましたが、
効果が高いとされる物を毎食多量に食べたり、
1食でドカッと食べれば良いワケではなく
1日のトータル食事バランスを
整えなければなりません。
タンパク質、脂質、炭水化物
ビタミン、ミネラルなどもバランス良く。
一気に難しく聞こえますが、
食事面で不足しがちな部分は
誰にだってあります。
僕はそれなりに、というか美容業界でも
随一と言えるレベルで、体づくりに取り組んでいます。
食事管理に関しては方法論をたくさん知ってますが
自分の食事のクセや不足、苦手分野は
サプリメントなどでも充分補えます。
血行を良くしても貧弱な栄養しか
ないのであれば健康な髪はもちろん
肌や体調そのものも、ままなりません。
つまり、美容を良くしようと思うなら
健康になる、健康を目指すところから。
お菓子ばっかり食べててキレイー、てのは
若いうちだけなので早めの軌道修正がオススメ。
内面を整えつつ、外からのアプローチ
やはり日本人であれば
毎日頭を洗う、髪を洗うのが常識。
(毎日洗うのは世界基準ではないのよね)
なので毎日使うシャンプーは
洗浄成分含め見直したいところ。
上記のブログでも触れてますが
さらに外部からのケアでグレードを上げるなら
ヒト脂肪幹細胞培養液を使用した美容液は
年齢を重ねたお客様であれば試していただきたいところ。
生えてくる髪の毛の髪質改善に関しては
1日だけ120点出すよりも、
毎日コツコツ70点以上を
狙いに行くのがよくなる近道。
ということで髪質改善をさらに踏み込んで
「髪質改善ストレート」についても解説します。
髪質改善ストレートとは
Attractでは3年前くらいから
使い出した「言葉」ですが実態はというと…
施術内容はサロンによって違い、大まかに分けると3パターン。
- グリオキシル酸などを使った酸熱トリートメント。
- 一般的な縮毛矯正。
- 特殊な縮毛矯正。
が髪質改善ストレートとされるパターン。
上記3つについては後述しますが、
縮毛矯正≒髪質改善ストレート
として考えて問題ないでしょう。
サロンや美容師によって
打ち出し方であったり、
髪のクセをどうコントロールするかが
微妙に違うのであなたが髪質改善ストレートの
施術を考える場合は確認が必要。
①のグリオキシル酸の場合。
グリオキシル酸や類似する
レブリン酸などを使用した、
酸熱トリートメント(以下髪質改善トリートメント)の類ですね。
またの名を水素トリートメントとも
いったりします。
グリオキシル酸、レブリン酸は
髪内部の水分を増やす働きがあります。
その辺は動画で解説してるので
よかったらご覧になってください。
Attractでは【髪質改善トリートメント】と
名前を統一してメニューにしてます。
なぜならば、グリオキシル酸を
使用した仕上がりは「ストレート」の様で
ストレートではありません。
髪質改善トリートメントでの
仕上げ局面では熱を使用し、
グリオキシル酸、レブリン酸を
髪に反応させます。
熱反応は主にストレートアイロンを使用するので
仕上がりはサラサラのストレートですが
強いクセは伸びません。
⚠️重要なのでもう一度、強いクセは伸びません。
注意)美容室によって違いますが、
使用するグリオキシル酸含有商材によって、
グリオキシル酸の濃度が違います。
高濃度であるほど髪に対して
クセ伸ばし効果が高いとされますが
やはり縮毛矯正ほど伸びません。
高濃度のグリオキシル酸を使用した
施術後に縮毛矯正をしてチリチリに
なってしまった事例も知っているので
こういったメニューをやりたいお客様には
施術前の確認をオススメします。
Attractのグリオキシル酸を使用した
髪質改善トリートメントを
やる場合では縮毛矯正が
出来なくなることはないのでご安心を。
②の縮毛矯正の場合
単純に名前を変えただけですね笑
さすがに最近ではこのやり方は
見なくなったかなと。
この場合、売り手側(美容室)が
めちゃくちゃ悪く見えますが
美容室の生存戦略、経営戦略の一環なので
僕から言えることはありません。
髪質改善ストレートと言っちゃいけない
法律もないですから。。
でも髪質改善、と言える根拠が
施術後のアフターフォローなどで
何かいいことがあるかもしれません。
なのでその辺りは行かれる美容室の
サービス内容を要確認していただければ。
③の特殊な縮毛矯正の場合
ちなみにAttractがこれに当たります。
他のサロンの場合でも
ケラチンと呼ばれる、髪の毛を
主に構成するタンパク質を補給しながら
クセを伸ばす縮毛矯正や、
髪や肌と同じpH(ペーハー)、
弱酸性で伸ばす縮毛矯正など
それぞれ特色のある髪質改善ストレートに
なってるかと思います。
Attractの場合は
アイロンを使わずにブローでクセを伸ばす
ノーアイロン縮毛矯正を
髪質改善ストレートとしています。
(セミナー風景)
アイロンの不使用の他に
髪のダメージの原因である、
アルカリ剤(アンモニアやモノエタノールアミン)
を軽減させたりして
施術後の劣化やダメージが少なくする
処方になっています。
注:アイロンが全て悪というわけではないですよ。
なぜノーアイロン縮毛矯正が髪質改善?
一般的に縮毛矯正はダメージが残りやすく、
仕上がりも硬い、不自然になりやすいとされてきました。
その原因は過度な薬剤反応(アルカリ剤)と
高温度のアイロン使用や
アイロン施術での熱を当てる時間によるものです。
(アイロン技術は簡単に見えて、温度管理も含め非常に高度な技術、知識が必要。)
その2点を解消したやり方が
Attractのノーアイロン縮毛矯正。
今一般的な縮毛矯正、
ここでいうアイロン縮毛矯正が
一般化するまではそこそこ知られた手法でした。
(ハビットとかそうすね。世代的に知ってる人は僕より年上かもw)
そんな上記2点を解消することで
施術後の劣化やダメージを
感じづらくなることにより
髪質改善としています。
今現在ではブロー矯正は
ごく一部のサロンでしか
取り入れられてません。
なぜならば、同じお客様に
同じ薬剤を使用して、
同じ時間を放置したとしても
美容師のブロー技術によって仕上がりに
顕著な差が出るため。
実は普通の美容室では縮毛矯正
というメニューは売上の10%を満たない。
いわゆるスキマ産業。
その10%のためにリソース、
つまりは練習時間をかけないのが世の常。
その10%に時間かけるなら
カットやカラーに時間をかける方が
売上が上がる見込みが高いですから。
なので比較的、簡単にできるアイロン矯正が
隆盛を極めて今日に至ってます。
髪質改善ストレートの改善例
既存の縮毛矯正から髪質改善ストレートに変更
髪質改善ストレートに変更した
初回のビフォーアフター。
そこから半年後のハンドドライのみの
状態が次の画像。
根元に若干のうねりはあるものの、
従来の縮毛矯正よりも劣化が少なく
ツヤや髪の状態が良いかと思います。
さらに上から半年、
カラーなどは間に挟んでますが
ビフォーアフターはこんな感じ。
ビフォーで同士で見比べると、
髪の中間あたりのうねりは
右の髪質改善ストレート後の方が
緩やかでなおかつ、根元のツヤが
出てるのがわかるかと。
といった時系列での
髪質改善ストレートの変化でした。
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